restart3210の雑記帳(R)

ヤフーブログから引越しして来ました

継がれたもの/途絶えたもの~1980年代のカセット~

 
オランダのフィリップス社から
カセットの規格が
発表された時に
録音再生に使用するのは
2ヘッドの仕様で
録音/再生のソースは
会議の議事録や
語学の繰り返し学習などが
主な目的でした
 
LNのC-60のみの
発売からスタートして
その後の 目まぐるしい
技術開発のお蔭で
音楽収録に対応し
生録のカセット・デッキや
好きな場所で聴ける
ヘッドホン・ステレオ機器までも
生み出しました
(その後は便利なメディアに
抗えず…衰退しますが)
 
♪  ♪
 
80年代は
我が世の春とばかりに
カセットテープが
電器店での売場スペース
その多くを占めました
各テープメーカーも
頻繁にモデルチェンジや
新しいタイプの製品で
熾烈なシェア争いを展開
 
そのなかで
親しまれたネーミングの変更
他のポジションの性能向上で
製造廃止に追い込まれた
悲運のテープも…
これ以降 デッキのセレクターから
そのポジションも消えました
 
♪ ♪ ♪
 
イメージ 1
FUJI  ER 46
ノーマルの標準クラス
NR無しでも ノイズは少なめ
使いやすいテープ
イメージ 2
ブランド名をAXIAに
ERをPS-Ⅰに変更し
新開発のクリスタル・ハーフに
後に耐熱処理も施され
カーステレオでも安心と
売り上げを伸ばします
使いやすさは同じで
随分と お世話になりました
耐久性も良好です
 
イメージ 3
maxell  UD 46
ノーマルの標準クラス
Lo-D D99のレファレンスに
指定されており
数多く購入したテープ
オート・チューニング機能との
相性も良く ビシッとした
音を聴かせてくれます
イメージ 4
maxell  UDⅠ 50
UDから何代か後の
オーバル・ハーフ」と呼ばれた
かなり大胆なデザインで
魅せるテープです
音も期待を損ないません
 
イメージ 5
SONY  DUAD 46
TYPEⅢ Fe-Cr
今も語り継がれる 名テープ
オクに出品されると
途端に価格が跳ね上がります
独特な艶のある音ですが
初代のDUADは
割高な価格が災いし
気軽に買えませんでした
 
イメージ 6
DENON  DX5 60
これもFe-Crテープ
比較的安価で
購入しやすく 気軽に使えました
DENON DR-F3の
レファレンス・テープで
安定した音を聴かせ
なかなかの実力
 
残念ながら
Fe-Crテープは
製造中止されましたが
今も保管・再生される
愛好者が多いようで…
かく言う自分も
その中の一人なのです
 
継がれたもの
途絶えたもの
他の製品でも この傾向は
飽きる事なく 繰り返されております
手を変え 品を変え
いつ果てるとも判らずに