2011-04-23 埠 頭 詩作 #詩 埠 頭 熱い眼差しで 見つめないで 深い愛に 堕ちてゆきそう 車から降りた 第3埠頭 時の静かな調べ 「歩きましょう」と 腕を組む 君のコロンが 甘く切ない 話すことも 途切れたら ロマンスの 手招きさ 月明かりに 浮かぶ影が 近づいて ひとつになる その亜麻色の 髪の香り 僕の心を くすぐっている ※投稿誌「MY詩集」 S64年2月号に掲載