人生へのメッセージ
誰の声も今は 欲しくない 聞きたくない
誰にも甘えず この人生を 歩いてゆく為に
やっと独りになれた 寂しい丘の上で
僕は僕の声で 小さく 僕に話し掛ける
嘆くのはやめよう 自分の醜さを
まして他人の醜さなんか 責められる僕じゃない
どんなに迷っていても 道は一つしかない
僕の前から広がる この道行くしかない
僕は若くて 何も知らず 確かに愚かだけれど
だけど僕の人生は 今 始まったばかり
そして君の青春も 今 始まったばかり
いつも急がされて いつも迷ってばかり
周りの誰もが この僕には 叫ぶように話す
他人の言葉を 振り切るために 微笑むことを覚えた
心で寂しさ 確かめながら 心は俯きながら
流れる涙で どんなに固く 瞼を閉じても
降り注ぐ光は それでも 瞳に感じてしまう
あまり好きな言葉じゃないけど 希望という言葉は
涙を浮かべた人だけが見える 遠い陽射しの事です
僕は若くて躓くけれど 何度も躓くけれど
だけど僕の人生は 今 始まったばかり
そして君の青春も 今 始まったばかり
故郷離れる夜汽車の中で 見つめた街の灯は
手を振るように 悲しく揺れた 今も忘れはしない
唄と一緒に歩き始め 一人歩き続けた
暮らしに困って 眠れぬ夜や 優しい友との別れ
どんなに歩き疲れていても 僕は心の中
誰かが そっと僕に囁く もっと 遠くへ行こう
僕の人生なんか ゴミのようなもの
だけど だから 炎のように 激しく生きたいと思う
僕は若くて間違うけれど 何度も間違うけれど
だけど僕の人生は 今 始まったばかり
そして君の人生も 今 始まったばかり
作詞 武田 鉄矢