まだ暑さの厳しい
先週の事
庭の手入れを
していた両親に
呼ばれました
告げられた言葉に
最初は信じられなくて
この眼で
確かめるため
その場に向います
自宅は
新興住宅街の一角
庭にしても
それほどの広さはなく
「限られた自然」の中…
あまり高くない
松の細い枝 たしかに
おりました
長い年月を地中で暮らし
頃合だと察知して
出てきたのでしょう
もっと自然の多い
林などで 見ますが
家の庭では 初めて…
本当に驚きました!
鳥などに襲われず
無事に脱皮を終え
まだ 小さい
シワシワの羽が
立派に伸びるのを待ち
全身 透き通るような緑色から
蝉らしい色彩の
衣を纏ってから 無事に
広大な自然へと
旅立って行ったのでしょう
何処かで 短いながらも
いい一生を 送っていますように